「味の明太子」の起源と展開
「味の明太子」は、博多中洲に位置する小さな食料品店が創り出した逸品です。
1948年、戦災の影響で焼け野原となった博多の中で、川原俊夫氏と千鶴子氏の夫婦が「ふくや」という小さな店を開業しました。
俊夫氏は韓国釜山での経験を背景に、自身の想いから「味の明太子」を創り上げました。
「味の明太子」の主要素材は、スケトウダラの卵巣。ふくやは一貫して、良質な素材を大切にし、独自の調味液で丹念に漬けることにこだわりました。
1949年、商売繁盛を祈願する十日恵比須神社大祭の日、日本初の「味の明太子」が発売されました。
品質と価格の均衡を追求
ふくやは、高品質な商品を提供するために、最先端の生産体制を構築しています。
最新の設備を導入し品質を向上させる一方、衛生面にも配慮しています。製造直売を実践することで、高品質ながら手頃な価格を実現。
一方で、地域文化やスポーツイベントの支援を通じて地域との結びつきを強化しています。
熱意と感謝のこもった明太子作り
「味の明太子」は、博多中洲の小さな食料品店から生まれ、博多の歴史と風土を背景に成長してきました。
ふくやはその長い歴史を通じて、変わらない情熱と価値観を持ち続け、最高の素材と技術を駆使して明太子を生み出しています。
その情熱と感謝の気持ちは、「ずっと一緒に、もっと一緒に」というフレーズで象徴されています。
博多の一翼を担うふくや
ふくやは、博多の中洲に生まれ、博多の地域で成長した企業として、地域への感謝の意を忘れず、地域イベントの支援を通じて交流を深めています。
中洲まつりや博多祇園山笠、博多どんたくなどのイベントをバックアップし、博多の魅力を広める一役を担っています。
「味の明太子」は、ふくやの歴史と情熱が込められた逸品であり、博多の一部として、そのおいしさと価値を多くの人々に愛されています。